目には目を、歯に歯を

 対等に向かうこと。受けた害と同じような仕返しをすることの例えです。 
これは、バビロニアのハンムラビ法典や旧約聖書にある言葉で、イエス・キリストが「山上の垂訓」で用いた言葉として有名です。
イエス・キリストは、旧約聖書のモーセの律法を、外側はそのままにして、内部を全面的に改装しました。
そして、「目には目を」を引き合いに出し、復讐の禁止を教えています。
有名な「右の頬を打たれたら左の頬を出しなさい」という言葉はここから生まれたのです。
トルストイは、この「山上の垂訓」さえあれば、新約聖書のほかの部分は要らないくらいだと言ったそうです。
無抵抗主義の教え、この世の考えと正反対の理想主義の言葉に感銘したのでしょう。
ところが、ヨハネ福音書18章22、23節では、イエス・キリスト自身、大祭司の下役に平手で頬を叩かれた時、「何で殴るんだ」と言い返し、他の頬を向けてはいないのです。
聖書は、世界最大のベストセラーであると同時に、最大のミステリーであるという由縁がここにも垣間見られますね。

 話は変わりますが、中国では、昔から、肝臓悪い時には牛や馬の肝臓を、腎臓の具合が良くない時には腎臓を、という具合に食べると良いとされています。
家畜の目を食べるという話は聞いたことはありませんが、魚の目には、実は大変有効な栄養素が含まれていることがわかっています。
DHAと呼ばれる栄養素なのですが、特にマグロやカツオの目玉には豊富に含まれているそうです。いざ食べるとなるとグロテスクですが、肝心の味は決して悪くはありません。
福岡で、「フグよりもおいしい」とされている「アラ」というハタ科の魚は、目と唇が最もおいしいといわれています。通の方には、ゼラチン質のフルフルした感触がたまらない、ということです。
私は魚釣りが趣味ですが、自分で釣った魚に限り(新鮮だから)目も食べるようにしています。
メバル、カサゴ、ソイなどの根魚は割といけます。焼くと白く濁って硬くなったり、破れてしまいますから、煮物にした方が味も良く染みておいしくいただけます。
歯は・・・・・固くてどうしようもないですよねぇ・・・・ (笑)

 

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