メガネが壊れたら・・・

 まずは、何も触らないで、壊れたままの状態でお持ちください。
素人さんが下手にいじると、直るものも直らなくなります。
特に瞬間接着剤や半田を使うと、取り返しのつかないことになりますからご注意を。

「メガネが無いと、修理に行くことも出来ない」という方もいらっしゃると思います。
それほど生活にメガネの必要度が高いならば、いざという時に備えて予備のメガネを持つべきだとアドバイスいたしますが、その件に関してはとりあえず置いておいて、応急処置の話をしたいと思います。

メガネが壊れた場合の応急処置

 壊れた場所にもよりますが、絶対に瞬間接着剤や半田は使わないでください。
針金や釘など金属を使って固定することも、傷やネジ山が潰れる原因になりますのでご注意ください。
また、手元にメガネ用の小さなネジがあるからといって、使わないでください。ネジの太さには0.9ミリから2.0ミリまで数種類使われており、合わないネジを無理やり押し込むと、フレーム側のネジ穴のピッチが壊れ、いわゆる「ネジがバカに」なってしまいます。
●レンズが外れた場合
レンズが外れるには何かしらの理由があります。「ネジが緩んだ、あるいは折れた」、「リム(レンズを支える輪)の変形、あるいは切断」、「智(レンズ固定部分)の変形」、「ナイロール枠の糸切れ」、などなど・・・
とりあえず、セロハンテープでレンズを固定して早急にお持ちください。
ネジが緩んで抜けた場合には、糸で縛るという方法がベター。針金や釘などの金属で出来たものですとネジ山が潰れたりするので要注意です。

●鼻当てが取れた場合
鼻当てだけが取れましたか?それとも鼻当てを支える金具が折れましたか?
鼻当てが取れただけで、鼻当てが手元にある場合は、糸で縛るか、爪楊枝を差し込んで鼻当てを金具に取り付けてください(上記の理由で金属はダメ)。
鼻当てを紛失した場合は、そのままでは痛いのでガーゼ付きの絆創膏を金具に巻きつけてください。
金具(鼻足)が折れたり外れた場合も、絆創膏を上手に当ててください。接着剤や半田ではくっつきませんので使用はお止めください。

●テンプル(腕・ツル)が外れた場合
 ネジが外れてネジを紛失した場合には、糸で縛るか爪楊枝を差し込んで固定してください。
蝶番(ちょうつがい)のコマが折れた場合は、セロハンテープでグルグル巻きにして固定してください。

●テンプル(腕・ツル)が広がった場合
 ラジオペンチではさんで曲げるなどと、乱暴なことはしないでください。色剥がれや傷、折損の原因となります。
また、ブリッジ(真中の「渡り」の部分)を内側に曲げて調節するという乱暴な方を見かけますが、ややもすると折れますし、具合の悪い部分を増やしているだけです。絶対にお止めください。
とりあえず、テンプルの合口にマッチ棒などをはさんで広がりを調整するか、セロハンテープで固定してください。

●フチなしメガネでレンズがグラグラする場合
  ホームセンター等にナット回しが売られていますが、ほとんどの場合、ネジが曲がるか取り付け部分の変形ですので、ナットだけ締め付けても直りません。ナットを回しても、ネジも一緒になって共まわりになって締まらない場合もあります。下手に直そうとすると、レンズに傷をつけてしまったり、破損防止のプラスチックパッキンが崩れてしまいますので、がたつきが大きくなる前にお見せください。

アフターサービスについて

 原則として、アフターサービスは購入のお店にて行うべきです。
メガネ店は、慣例として有償のパーツを交換しない限りは無料で修理することが多いのですが、修理中に不慮の事態が発生して破損させることもあり得ます。他店で購入されたメガネを、善意で直そうとしたつもりが破損させてしまった場合、どう責任をとればよいのでしょう?
製造元の不明な商品も多く出回っていますし、仮に製造元が特定できても取引が無いメーカーのものですと部品の入手等は困難になります。
また、原型のわからないフレームを直すというのも無理があります。直したつもりが更に大きく曲がっていた、なんてことも充分考えられますし、専用工具や専用部品を必要とする修理の場合は、手持ちがないと不可能になります。
 貴方が支払ったメガネ代金には、アフターサービス料金が含まれているのです。
不都合や気になることがあれば、遠慮せずにお買い求めの店にご相談ください。

 

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